在庫倉庫のつくり方③ 完成

ステップアップ研修, 在庫管理

前回、倉庫の中の物をすべて出して、分けて、選んで、仮収納まで実施しました。手順の3つめはラベリングをして完成です。仮収納から最後の手順までにリバウンドしているようであれば、収納場所が悪いか、収納方法が悪いかのどちらかです。スタッフが片付けてくれない!とジャッジする前に収納場所と収納方法を見直す必要があります。

before

after

それぞれの場所にラベリングをしました。発注数が決まっている物に関しては、最大在庫数分のスペースをあらかじめ確保しておきます。棚にライン引きをすることで、ほかの物が置かれることを避けます。スペースが空いていると、どうしても物を置きたくなるのは人の習性なのかもしれませんね。しかし、そこに別の物を置いてしまうことで、診療に使う頻度の高い物の優先順位が確実に下がります。

仮収納からラベリング作業までの期間に、最終的にこの倉庫に収納する最適な物を考えてもらいました。チェアから近い場所ということもあり、医療在庫、消耗品在庫、掃除道具の3種類と決め、文具在庫は受付裏の棚で管理することになりました。

今回の環境整備でフロアのあちこちで管理されていた在庫を2ヶ所で管理することができるようになりました。

掃除道具は形跡管理を導入して、その場所に必ず戻すようにします。さらに、かべにフックをつけてホウキを吊るすことで、ホウキの先が傷まないように改善をしました。「小学校みたいですね。」と、若干戸惑うスタッフさん。でも、実は、無駄なことを考えなくてもよいというのは、仕事の負担が減ることです。

以前は、出すのもしまうのもひと苦労の掃除道具。毎日の掃除のたびに負担があったと思います。今回の環境整備で、時間と心の無駄を省くことができました。時間も有限な労働資源ですが、スタッフさんの気分も貴重な労働資源。毎朝、小さな負担と不満を持ちながら掃除をし、仕事をスタートしていたかもしれません。

環境が整っていないことの一番のリスクは、働く人たちがその環境に慣れてしまうことです。負担や不満に気づかないことです。負担や不満は改善の源です。それに鈍感になるということは、改善がなくなり、代謝が止まるということ。代謝が止まれば、成長も止まります。

経営者(院長先生)だけでは、気づくのにも限界があります。スタッフさん全員で気づく環境を整えることで院の代謝は格段にアップします。環境整備は単に綺麗にするだけではなく、全員の気づきを促す環境をつくることでもあります。

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